未来の暮らし
話題の最先端アイテムで暮らしを最適化しよう。
電球型ヘルスモニター
自宅の電球が体調の急変を察知できたら――スマート照明メーカーのSengledは、そんな発想から新しい電球を開発している。2022年後半に発売予定のこの電球型ヘルスモニターは、脈拍や体温などを測定できるセンサーを搭載。危険な兆候を検知すると、電球の色を変化させて住人に知らせる。転倒も検知できるため、監視カメラのようにプライバシーを侵害することなく、高齢者などを見守ることができる。 us.sengled.com
スマート空気清浄機
漂白剤メーカーのCloroxは、キッチンやトイレの除菌だけでなく、空気も除菌したいと考えている。そんな同メーカーから発売されたスマート空気清浄機は、高性能なHEPAフィルターと活性炭フィルターをW搭載。直径0.1μmの微細な細菌やウイルスも逃さず捕集し、空気をリフレッシュする。また、空気の汚染状況は、6色のライトでリアルタイムに確認できる。価格は90〜280ドル。 cloroxhomeappliances.com
太陽光パネル付き、電池不要のリモコン
サムスンの最新型リモコン 「Eco Remote」は、乾電池が要らない。このリモコンの電源は、裏面に取り付けられた太陽光パネルだ。室内が暗い場合も、搭載された小型アンテナが半径40メートル圏内にある家庭用Wi-Fiルーター の電波を捉えて充電する。サムソンはこの「Eco Remote」の発売により、埋立処分される使用済み乾電池の削減につなげたいと考えている。 samsung.com
自分だけに音が届くスピーカー
Novetoのスピーカー「N1」は、”目に見えないヘッドホン”と呼ばれている。なぜならこのヘッドホンから流れる音は、聞き手以外の誰にも聞こえないからだ。音を一方向に真っすぐ飛ばす独自技術を生かして開発されたこのスピーカーの音は、人の耳に聞こえない超音波として空気中を飛び、聞き手の耳のすぐ近くに届けられる。狙った聞き手に音が届くよう、顔認証&動作検出機能を搭載。 noveto.com
周囲の音を調節できるヘッドホン
ヘッドホンで周囲の音を完全に遮断したい時もあるが、 逆に周囲の音が聞こえた方が良い場合もある。そんなニーズに応え、オーディオ機器メー カーのTechnicsは、最新旗艦モデル「EAH-A800」に2つのモードを搭載した。一つはスピーカーからの音がメインに聞こえるもの、もう一つは周囲の話し声が聞き取れるものだ。1回の充電につき、50時間使用できる。価格は350ドル。technics.com
太陽光パネルになる屋根材
普通の屋根材にしか見えないが、「Timberline Solar」 はれっきとした太陽光パネルだ。北米最大の屋根メーカー GAFとの共同開発で生まれた、GAF Energyの屋根材は、サ ステナブルかつ画期的な電力源となる。厚さは6ミリほどしかなく、他の屋根材に馴染むデザイン。これでもう、美観に欠けがちな大型ソーラーパネルを屋根に置かなくても、必要な電力が得られる。 gaf.energy
ボタンで色を変えられるスマートサングラス
光が当たると自然に色が 変わる従来型の調光レンズとは異なり、Ampereの最新スマートサングラス「Dusk」のレンズは、好きな時に自分で色を変えられる。スマートフォンのアプリを操作、もしくはフレーム左側のコントローラーに触れると、わずか0. 1秒で色が変化。小型スピーカーとマイクを内蔵しているため、フレームを介した電話通話や音楽鑑賞も可能だ。価格は295ドル。 ampereshop.com
スマート蚊よけ器
Thermacellの屋外用蚊よけ器「LIV」を自宅の庭などに設置すれば、年間を通じて屋外スペースから蚊を追い払える。この小さな機械を構成しているのは、スマートハブと複数のモジュール。スマートハブのコントロールで各モジュールが作動し、蚊が侵入できない無臭・無煙の”蚊よけドーム”を作り出す。有効範囲は直径約6メートル。スマートフォンにインストールしたアプリからも操作できる。価格は700ドル〜。 thermacell.com
パンクしない自転車タイヤ
火星の過酷な環境に合わせて開発されたパンク耐性タイヤが、地球に降臨しようとしている。このタイヤに使われている技術はもともとNASA が開発したもので、曲げたり引っ張ったりしても破損せず、形状記憶機能まで備えるニッケルチタンが素材に使われている。ロサンゼルスのSMART Tire Companyは現在、その技術を応用し、自転車用タイヤ「METL」を製造中だ。 詳細はまだ発表されていないが、レース用タイヤくらいの価格が予想される。最終的には、この技術を自動車用タイヤにも応用する予定。流通量が増えれば、埋め立て処分されるタイヤの削減も見込まれる。 smarttirecompany.com
ARサングラス
仮想現実(VR)は現実世界とはかけ離れた世界だが、拡張現実(AR)は現実世界で実際に役立つものだ。眼鏡のレンズに情報を映し、目の前の光景と同時に見られるようにするのも、ARの一例である。電子機器会社ActiveLookの新技術「NexT」を搭載したARサングラスは軽量、かつスポーティーなデザイン。レンズの内面に情報が表示されるため、ジョギング中も前を向いたまま道順や心拍数、速度、トラック1周ごとのタイム、走行距離、高度といったデータを確認できる。また、表示内容をジェスチャーで切り替える機能もある。バッテリーの持続時間は12時間超。 activelook.net
空気測定器
目に見えなくとも、空気中には有害なものが漂っている ── そんな認識がここ数年のパンデミックで、かつてないほど高まっている。 Airthingsの空気測定器 「View Plus」は、空気中の見えない敵を数値などで視覚化し、必要な場合はアラートを発信する。測定項目の中で特に注目したいのは、換気の目安になる二酸化炭素濃度だ。この他、タバコの煙などによる汚染度を示す粒子状物質、自然放射性物質のラドン、化学物質、湿度も測定可能。測定器の前で手を振ると、 空気の状態がライトの色( 緑は「良好」、黄色は「良い」、赤は 「悪い」)で示される。価格は 300ドル。 airthings.com
芝刈りロボット
面倒な芝刈りはロボットに 任せよう。WORXの芝刈りロボット「Landroid」があれ ば、作業内容をアプリで設定するだけで、あとはお任せ。「Landroid」が定期的に出動し、芝を刈ってくれる。岩や枝などの障害物を見つけると、自動で刃を持ち上げ、衝突を避けるフローティングブレードシステムを搭載。飼い犬などに接近した際も、センサーが働いて方向転換するか、電源がオフになる。さらに、気象セン サー内蔵のため、雨を検知すると芝生が濡れる前に自動で充電ステーションに戻って 行く。Wi-Fiの電波範囲を広げる中継器など、別売りの周辺機器も充実。価格は950ドル。 worx.com