筋肉痛という快感
今やアプリやフィットネスツールが、立派なパーソナルトレーナーになる時代だ。
カロリーを計算し、叱咤激励し、目標達成に向けてサポートしてくれる、賢いグッズやサービスを紹介しよう。
ステンレス製二層構造の水筒「LARQボトル」は、セルフ殺菌&浄水機能付き。蓋に内蔵された水銀不使用の小型浄化システムが2時間おきに自動で作動し、280ナノメートルのUVライトで水を15 秒間殺菌する。そのためどこで水を補充しても安心、かつおいしく飲める。軽量で単層構造のの新モデル「LARQボトル・ムーブメント」は、「LARQ ボトル」よりも容量が大きく、柔らかいシリコンカバー付き。電池はUSBで充電でき、最大1カ月間持続する。78〜118ドル。livelarq.com
ストリーミング配信によるダイエットプログラム「P.volve」は、鍛えにくい筋肉に狙いを定めている。経験豊富なトレーナーのスティーブン・パステリーノと妻のレイチェル・カッツマンが、独自に開発したフィットネス製品(バンド、ボール、ウエイトなど)を用い、身体機能と姿勢に焦点を当てたメソッドを遠隔指導。神経筋機能科学に基づく体に負担のかからない運動で、筋肉痛を防ぎながら結果を出す。上限なしのストリーミング配信が月額20ドル、トレーニング器具のセットが175ドル。pvolve.com
JaxJoxのスマートウエイト「ケトルベルコネクト」は1台で重さを6段階に調節可能( 2.72キロごと、5. 44~19. 05 キロの範囲)。重さの変更はわずか3秒で完了するため、収納スペースも時間も節約できる。ウエイトを持ち上げると、高機能ジャイロスコープと加速度計を内蔵したセンサーが起動し、ウエイトの重さと休憩時間を記録。Appleのアプリ「Appl e Heal th」と同期すれば、ウエイト以外のワークアウト履歴も一度に確認できる。液晶画面に登録できるユーザーは最大9人。299ドル。jaxjox.com
セラピーマシン「Joovv」は床に置いて使ってもよし、壁に吊るして使ってもよし。好きな場所に設置して、医療グレードのLEDが発する自然光を肌や細胞に照射しよう。赤色LED・赤外線用のマシンが家庭用として発売されるのは、これが世界初。研究によれば、筋肉痛の回復、関節痛や炎症の軽減、コラーゲンの生成促進などの効果があるという。体全体に使える大型、携帯用の小型(上写真)とも、米国食品医薬品局による医療機器「クラス2」認証を取得済み。295ドル〜5995ドル。joovv.com
毎秒29回または40回の高速振動で深層筋をほぐす携帯マッサージ器「セラガン」。振動で血行を促進することで、酸素を全身に行き渡らせる。ヘッドは円すい型、くさび型、球形などがあり、目的や治療したい箇所に応じて交換可能。人間工学に基づいて開発された、中央に穴が開いた三角形の取っ手のおかげで、人に使う時はもちろん、自分自身にも使いやすい。内蔵モーターは日本製で、業務用グレードのもの。バッテリーはUSBで充電できる。249〜599ドル。theragun.com
現在市販されている睡眠トラッカーの中で最も正確といわれる「オーラ・リング」は、指先で測定するパルスオキシメーターを基盤としている。内蔵の3D 加速度計とジャイロスコープが体の動きを検出し、赤外線LEDが容積脈波を測定。センサーが脈拍を毎秒250回計測し、心拍数の変動と心臓への負荷を追跡する。リングをはめている時間が長いほど蓄積されるデータ量が増えるため、「毎日のエクササイズ目標」や「理想的な就寝時間」など、通知内容が充実してくる。299〜999ドル。ouraring.com