ペニンシュラ・ウエルネス
ザ・ペニンシュラ・ホテルズ (peninsula.com)は、同ブランドの10ホテルで包括的なウエルネス・プログラム「ライブ・リブド・ベスト」をスタートし、フィジカルトレーニングから、ストレスを軽減する瞑想やサウンドバスまで、幅広いメニューを提供している。このプログラムは、ウエルネスポータルと24時間ウエルネスコンシェルジュサービスを通じて、宿泊者だけが利用できるサービスだ。
ザ・ペニンシュラ ニューヨークの総支配人、ロルフ・ビュールマンは、「ホテルに滞在中、健康的な食事やフィットネス、質の高い睡眠を提供することで、ゲストの健康とウエルネス推進を目指しています」と語る。ホテルにチェックインすると、ルームサービスからホテルメードのチョコレートやイチジク、フムス、野菜サラダなど、ヘルシーなスナックが、トレイに美しくセットして運ばれて来る。(あまりに美しくて食べるのが惜しいくらいだ)。
世界のブルーゾーンと呼ばれる長寿地域からヒントを得て作られた「ナチュラリー・ペニンシュラ」は、オーガニックかつプラントベースの食事プランで、食材は可能な限り地元で調達している。「当ホテルではバーモント州のメープルシロップやニューヨーク州のハチミツを使用しており、地元の農家を支援しています。また生物の多様性や環境への配慮、地域社会への貢献、温室効果ガス削減にも努めています」と、ザ・ペニンシュラ・ニューヨークのエグゼクティブシェフ、デヴィッド・ジューは語る。
「ライフ・リブド・ベスト」プログラムはカスタムメイドなためモデルプランはないが、大半のゲストは、カリウム豊富なバナナ、ビタミンC豊富なパイナップル、タンパク質が豊富なアーモンドミルクをブレンドした朝のエネルギー補給スムージーから一日をスタートする。朝食には免疫力を高めるフレッシュジュースやヨーグルト(ホテルのために作られた地元産)に、砂糖不使用のグラノーラとオーガニックのベリーが添えられる。
エクササイズは、フィジーク57やピラティスなどの体幹トレーニングをはじめ、セントラルパークのガイド付きランニング、ニューヨーカーのガイド付き5番街ツアー(ニューヨークの有名なランドマークに立ち寄る)などバラエティーに富んだラインナップだ。プライベートトレーニングが希望なら、ヨガマット、ストレッチバンド、ダンベルなどのギアが入ったエレガントな革製のダッフルを部屋まで届けてくれる。エクササイズの後はスパで身体を休めることができる。スパ・メニューには「フルボディー・エクスフォリエーション」や「テンション・リデューサーマッサージ(90分)」、「アンチエイジング・フェイシャル(60分)」などがあり、体の緊張をほぐしてくれる。
夜は心身ともにリラックスするバスタイムとベッドタイムが待っている。シグネチャー・スリープ・ティー(クコの実、なつめ、蜂蜜入り)を飲みながら、サトルエナジーズ社のピースフル・スリープ・バスに浸かってリラックス。入浴後はアロマブレンドのナチュラルスリープパッチを使い、瞑想アプリBreetheで5分のセッションを行う。ベッドに横たわって、沢山の種類から選んだ枕(羽毛製から低アレルギーまで)に頭を乗せる前には、眠りに落ちてしまっているに違いない。